スポーツ装具orthosis

病気やケガなどにより、手や足・腰や首など体の痛み、損傷、麻痺などが生じたときに、安静固定や症状の軽減を目的に、器具を装着して治療を行います。
当院では月に1度、義士装具士による装具外来を実施しています(要予約)。
インソール(足底板)、サポーター(足関節・膝関節)、コルセット(胸腰部・腰)などを処方しています。

主な対象疾患

装具治療とは?
  • 足部障害:外反拇趾、扁平足障害
  • 膝の痛み:変形性膝関節症、膝の靱帯損傷
  • 足の痛み:足関節靱帯損傷、捻挫
  • 腰の痛み:胸椎・腰椎圧迫骨折、腰椎分離症
※ 装具は医師の指示の下に処方されるので、診察・装具外来にて装具装着が必要と判断した場合に処方が可能となります。
※ 現在は整形外科疾患を対象に行っており、脳血管障害や脳性麻痺の装具処方は行っておりません。ご了承ください。

装具紹介

インソール:足底板

インソールとは靴の「中敷き」のことです。
私たちが歩く時やスポーツ運動時に足は地面と接地し、私たちの体を支えています。

支えとなる足が崩れてしまうことで、足や膝などに大きな衝撃を与えてしまいます。
その結果、足部障害(外反母趾や扁平足、足底腱膜炎など)や膝の痛み(変形性膝関節症など)を起こします。

インソールを入れることで足本来の形状を保ち、立位時や歩行時(立つ時や歩く時)の衝撃を減少させ、症状の改善を図っていきます。

膝サポーター

膝の変形や痛みなどに対し、固定することで膝関節の安定性や症状の改善を図ります。

膝を支える支柱は、柔らかい合成樹脂から硬い金属まであり、症状に合わせて処方致します。

足首サポーター

足首の捻挫(靱帯損傷)に伴う痛みや不安定感に対し、固定することで症状の改善を図ります。

サポーターは2種類があり、症状に合わせて処方致します。また、リハビリテーションと合わせて行うことで早期に歩くことや早期の競技復帰を目指します。

コルセット

成長期の腰椎分離症や腰椎下部の圧迫骨折に伴う痛みに対し、腰から骨盤を固定することで、体の動きを制御することで負荷を軽減し、症状の改善を図ります。

一人一人の体に合うキャスト(固定板)を作成し、早期に固定を行います。また、コルセットに入れる支柱も二種類あり、ケガの状態や症状の改善に合わせて、強度の変更も可能です。

その他

その他に、胸腰椎装具(胸椎圧迫骨折)、短下肢・グラフィン装具(踵骨骨折)、DONJOY(膝前十字靱帯断裂術後)も処方しています。